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雨の日の過ごし方
JUGEMテーマ:日記・一般
こんばんはikeです。

リーマン時代は週末に雨が降ると腹が立ったものですが、フリーになるとそれほど気にならなくなるものです。
それでも冴えない気分になりますね。
秋の長雨に降られていると、ちょっとばかり鬱な気分になる人も多いと思います。
まぁ人間だって動物と同じようなもんですから、厳しい冬の寒さがDNAに刷り込まれているんでしょう。
だから、この時期になると冴えない気分になるんでしょうね(笑)

さて、アロハ屋なんて商売をやっていると、この時期の寒さはある意味で恐ろしくなるもんです。
寒くなりゃ売り上げが落ちますからね(笑)
ん?私は毎年同じような事を言ってる割には元気で飲み歩いているじゃんか・・・
まぁ、そんな業界の愚痴はさて置いて、秋の気候って変わりやすいもんです。
急に冷え込んだりするもんですから困ってしまいますね。
外出しようと思っていたら、けっこう外は寒かったなんて事があるもんです。
そんな時は、無理に外出するよりも自宅に引き籠って本でも読むべきなんでしょう。
私はヘミングウエイが大好きで、こんな寒い日には彼の短編集を読み返しています。
彼が少年時代を過ごしたミシガン湖が舞台になっている短編はこんな時期にはピッタリです。
なんかアロハ屋の言う事とは思えませんが、湖を渡る霧の濃さとか冷えきった湖畔の風景など、彼の短編にはそんな風景が見事に描かれていると思います。
ヘミングウエイといえば、ヨットとか海を題材にした小説を書いてばかりのような気がしますが、実際は秋口の川や湖が舞台になっている作品も多いですね。
そして何より、酒や料理の描写が上手い。
寒い時期に飲むウイスキーの味わいが伝わってくるような気がするんですよね。
酒飲みとしては堪らん世界です。
こうなると、思わずカナディアンクラブなんぞを買いに行きたくなってしまうもんです(笑)
ワイルドターキーじゃちょっと違う気がするんだよな。
こんな夜は、ついつい普段と違う酒を飲んで、ヘミングウエイの世界に触れてみたくなるもんですわ。

私は子供の頃にヘミングウエイの作品に出会い、長い事こんな生き方をしたいと思っていた。
そして、リーマンを引退するやヨットを始め、一時期は彼を真似てフルフェイスの髭を生やしていたりした。
私の願いは40年の年月を経て実現したわけである。
そして今は、ヘミングウエイの外見を真似るだけでなく、彼の感性を自分の生活に活かそうとしている。
秋の夜長は、ウイスキーを飲みながら彼の作品を読み返し、今まで気付かなかった深みに触れたいと思っている。
 
| 読書 | 02:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
南から来た男
こんばんはikeです。

この雪では外出する気も起きず、自宅で雪見酒なんぞを楽しんでいました。
ただ、酒を飲んでいるだけでは退屈なので、久しぶりに作文の勉強も兼ねてロアルド・ダールの短編集を引っ張り出してみました。
彼の作品は何度読んでも新しい発見がありますね。

ロアルド・ダールって作家はウェールズに生まれて、そこで高校を卒業するまで育った。
そしてシェルの社員としてアフリカに赴任する。
アフリカ赴任中に第二次世界大戦が始まり、当時イギリスの植民地であったエジプトでロイヤル・エアフォースに志願するわけ。
そして何度かの空中戦を戦った後に撃墜される。
ところが運良く生き延びて、戦後は作家としてデビューする。
彼の作品にアフリカ時代や大戦中の話が生き生き描かれているのは、彼が若くて気力、体力共に充実していた時代の経験を生かして書いたからだろう。
きっと彼は楽しみながら書いたに違いない。
また、彼自身が極限状態に置かれた経験から、緊迫した場面の描写に迫力が生まれたのではないだろうか?
そして彼の作品にはニヒルな切れ味がある。
彼自身の風貌はハンサムな大男で、人柄は温厚で優しさに溢れていたらしい。
このあたりは彼の作風とは正反対だ。
彼の小説で「南から来た男」という傑作がある。
粗筋を書くと、ある若い男がリゾート地で金持ちの男と賭けをするわけ。
若者は自分の指を賭け、老人は車を賭けるのだが、ギャンブルの場面での描写が恐ろしいほどにリアル。
若い男の焦りをすごい緊迫感で描いているのだ。
そして最後に、悲しくもグロテスクな結末が用意されているわけ。
敢えてオチは書かない(笑)
粗筋だけ書くと悪趣味な作品と思われるかも知れないが、ギャンブルにのめり込む人間の心理を的確に描いた傑作だ。
私ごときの解説では、この傑作の凄さを10%も表現出来ない。
チャンスがあったらご一読を願う次第です。

私はダールって作家が大好きだ。
彼の小説はウィットに富んでいて洒落たオチがありますからね。
でも、読み終わるまで安心出来ない、困った作家なんです。
こんなスリリングな文章が書ければこのブログのヒット数も上がるんだろうな(笑)
| 読書 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロアルド・ダールから教えてもらった事
こんばんはikeです。

みなさんは年賀状と年賀メールどちらが多かったでしょうか?
私の場合は圧倒的に年賀メールが多かった。
コストを考えたら圧倒的にメールのほうが安いよね。
その上、手間がかからないぞ。
来年は年賀状印刷を止めるかな?

先日、このブログでサン・ダウナーの事を書いたところ、語源について質問を受けた。
サン・ダウナーってGB(大英帝国)が世界中に植民地を持っていた頃の植民地英語らしいです。
イギリス人って植民地で生活していても、基本的な生活はイギリス風を押し通していたようですね。
但し、現地の風俗をバランスよく取り入れていたようです。
これはロアルド・ダールの小説を読んで知った事だ。
ロアルド・ダールって作家の小説の中には、そんな風景描写が生き生きと描かれている。
ダール自身もアフリカの大地で夕暮れを見ながらスコッチを飲んだりしていたのでしょう。
夕暮れ時に飲むお酒をサン・ダウナーと呼ぶのですが、まさにイメージが浮かんでくるような呼称ですね。。
ちなみに、昼間に飲むお酒の事は「チョタペッグ」と呼んでいたようです。
これは語源がわかりませんが、当時の植民地英語の辞典にはちゃんと載っていたようです。
ちなみに、私は休日には昼真っから酒を飲む事が多い。
まさにチョタペッグを楽しんでいるってわけだ。
さすがにハード・リカーは避けるようにしているけど、ビールくらいならお茶代わりだよね(笑)
ロアルド・ダールの小説を読んでいると、いろいろ面白い話が出てくる。
表現力があるから、イメージが脳裏に浮かんでくるんですよ。
アフリカの自然をイメージ豊かに描写した作家は、ダールとヘミングウエイの2人だと思います。
たまには彼らの小説を読み直してみようかな?
ちなみに、彼らは2人とも若いうちに海外生活を経験しています。
そんな彼らのヴィヴィッドな感性が文章になって残っているんですよ。
いろいろ勉強になる事が書いてあると思うんだ。

私は20代の前半にイラクで働いていた経験がある。
若いうちに海外で働くと、いろいろ心に残る事が多い。
若かった頃は多感だし、今では何も感じないような事に大きな衝撃を受けたりしたものだ。
年と共に感性も鈍ってくるような気がして不安ですよ(笑)
| 読書 | 02:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヘミングウエイの晩年
こんばんはikeです。

私はヘミングウエイという作家が大好きです。
最初に読んだのが「キリマンジャロの雪」だったかな。
枕の短文に惹かれたからなんですけど・・・
ところが、他の作品を読んだりして、知れば知るほど彼の複雑な人格が見えてくるのです。

みなさんはヘミングウエイという作家についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
一般的には、アウトドアのスポーツを愛し、大酒飲みでマッチョなイメージがありますよね。
確かに間違ってはいませんが、この人は陰の部分も持っています。
けっこう暗い性格ですし、結局は鬱病が嵩じて自殺してしまいましたね。
だからと言って彼の作品の評価が下がることはありません。
どうも、彼は血統的に精神的な障害を持っていたようです。
父親が自殺していますし、彼の息子も精神的な障害を抱え、次男が数年前にマイアミで変死しています。
どうも彼の近親者は、晩年にひどい鬱状態に襲われる傾向がありますね。
それから、彼のスポーツ好きは有名ですが、その割に運動神経は良くなかったと思います。
意外とドジで不器用なんですよ。
つまらないところで怪我をしたりしていますからね。
仲間内で旅行に行った時に、忘れ物をしたり、車をぶつけたりする迷惑な奴って居ますよね、そんなタイプだったのかも知れません(笑)
ただ、何事によらず仕切りたがるタイプなので、自分が人に指図していたから、ドジな性格が表面化しなかったのでしょう。
彼の短編集の中にニック・アダムスが登場する一連の作品があります。
ニックの少年時代から始まって、青年時代に戦争で心身ともに傷つき、最期には父親になっていく自分自身を投影した作品です。
ニック・アダムス君は作者自身の分身なのですね。
このシリーズの最初の「インデイアン部落」という作品で少年だったニックはインデイアンが自殺する場面に遭遇します。
そしてシリーズ最後の「父と子」では自殺した彼の父親の事を追想しています。
ヘミングウエイ自身の晩年、自殺する少し前には完全なノイローゼに陥り「FBIが俺を見張っている」とか言い出したりしていたようです。
周囲の人間はかなり心配していたようですが、ある晴れた朝、猟銃をくわえてドカン(The Endです)
ヘミングウエイはマリンスポーツが好きで、海っぽいイメージがあります。
そんな明るいイメージでコラムを書く予定が、こんな駄文になってしまいました。
まあ、彼にはそんな暗い側面もあるっていう事です。

ヘミングウエイをモチーフにしたサントリー・ローヤルのコマーシャルが1980年頃に放映されていました。
実によく出来た素晴らしいコマーシャルです。
もう一度見たいと思っているのですけれどね。







| 読書 | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
アート・バックウオルド傑作選
JUGEMテーマ:日記・一般
こんばんはikeです。

時々、押入れを覗くのですが、宝箱を開けるような楽しみがありますね。
「お〜ここにあったのか〜!懐かしいな〜!」こんな声が出てしまいます。
でも、この世の中から抹殺してしまいたくなるような、恥ずかしい品も出てくるから要注意です(笑)
そんな物が出てきたら、誰にもバレないように始末しますけどね。

先日、押入れを漁ってみたら、アート・バックウォルド傑作選が出てきた。
この本は大学時代の愛読書なんです。
アート・バックウォルドって人は、ヘラルド・トリビューンって新聞のコラムニストでした。
この傑作選はヘラルド・トリビューンに掲載したコラムをまとめたものです。
この4冊の短編集の中で傑作なのは第3巻でしょう。
ジミー・カターが大統領だった時期(1977〜1981)のアメリカ人が共通して持っていた、ダメダメな情けなさが描き出されているんですよね。
彼は、アメリカ神話が崩壊し、世の中がシニカルになっている時代の風潮を的確に捉えて、それを上手に表現するコラムニストでした。
アメリカ文化に憧れて育った私の世代は、「これって事実なの?」と思うほど、赤裸々にアメリカ人の情けなさが描かれているんだよね。
本当に笑える話がたくさん出て来ます。
表現が上手く、話の落としどころが最高なんです。
毎日ブログを書いている私にとって、バイブルみたいな本だと思います。
ずいぶん前から探していたのですが、なかなか見つからなかったけど、まさか押し入れの中で寝ていたとは(笑)
これからしばらくはウイスキーを片手に楽しめそうです。
たまには活字に触れてみよう(笑)

みなさんも、たまには読書をいかがでしょうか?
| 読書 | 01:08 | comments(2) | trackbacks(0) |
Hemingwayを読み返しています
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みなさんアロ〜ハ
ike
まったりした午後ですね。

大手町の事務所に戻って仕事中のikeです。
仕事中にブログにカキコするなんて、私ってとんでもない中間管理職だと思います(笑)
実はここ数日、通勤途中の電車でヘミングウエイを読み返しています。
短編集の全3巻なんですが、新しく翻訳し直したバージョンが発売になったので、ついつい買ってしまったわけなのです。
昔読んだ短編集は全2巻のもので、大学生の頃に読みました。
昔の訳の方が表現が豊かに思えますが、実は新訳では細かい誤りが訂正されているようですから、こちらの方が正しいことになります。
ヘミングウエイのイメージとしてはワイルドでリッチな雰囲気がありますから、20年くらい前の一時期、ちょっとしたブームになりました。
ちょうど、大学生が派手に遊び始めた頃ではないかな?
当時はトロピカルカクテルなんかがバカっ流行っていましたよね。
そんな時代のイメージに、ヘミングウエイはぴったりはまっていたのでしょう。
でもでも、ヘミングウエイは表の顔だけでは判断できない作家でして、実に暗い側面を持っています。
(暗くても決して嫌いではないんですよね)
私が強く惹かれる作品はWiner Take Nothingという短編集の中のFaters and Sonsです。
一読されてはいかがでしょうか?この暗さはikeのお勧めです。
そうそう、その当時サントリーのローヤルが、ヘミングウエイの作品をモチーフにしたCMをやっていましたね。
確か、「キリマンジャロの雪」・「日はまた昇る」とか連続のシリーズものだったと思います。
ヘミングウエイのそっくりさんがいい味出していました記憶があります。
ローヤルの売上には直結しなかったと思いますが、製作者冥利に尽きるような素晴らしいCMでした。
当時のサントリーって企業はお金に余裕があったんでしょうね。

またまたアロハ以外の話題でしたね(大反省)

ではではマハロ〜〜
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