2017.01.15 Sunday
W124とW210
JUGEMテーマ:車/バイク
こんにちはikeです。
私はまぁ車道楽な方なのだが、エンジンを自分でいじくり回すのはW124が最後だと思う。
今ではガレージの社長から譲り受けたW210に乗っているが、残念ながらこれは普通に乗るだけの車のような気がしている。
普通に良い車なのであるが、単なる「使い易い道具」と云うイメージしか湧いてこないのである。
本当に悪い車じゃ無いのだが、私のいたずら心を掻き立てる部分が決定的に足りんのだろうね。
写真のW124は最後の直6ツインカムを積んだメルセデスである。
車好きは「リアル・メルセデス」なんて褒め過ぎな評価を下しているが、まぁ当たっている部分もあると思う。
作りがしっかりしていて妙に走りの密度が高いのだ。
ボディはコンパクトで、なかなかタイトなコ−ナリングをする。
私の乗っていたモデルはワゴンだったので、リアサスペンションが少し固かったが、それでも乗り味は明らかにメルセデスである。
高速でのクルージングは快適そのもので、巡航速度からの加速が素晴らしい。
あの「フォーン」という直6ツインカムのエンジン音には脳味噌が痺れたもんだ。
私はずいぶん長い事このW124にお世話になったが、本当に感謝している。
私に「メルセデスとは何ぞや?」という難解なテーマを投げかけてくれた車であるが、私はいまだにその答えに辿り着かん。
たかだか2台を乗り継いだくらいで、それが解る訳も無いだろう。
その答えは、現在のW210に乗りながら、その2台を比較する中で感じる事なのかも知れん。
実際のところ、今のW210はボディが無駄にでかく、しかもフワフワしている。
そして、妙に後方の視界が悪い。
エンジンはV6に替わり、低速のトルクはあるもののエンジンの吹けは良くないと思う。
ただ、これは私の私見だから、人によっては逆に高級感のある走りと評するのかも知れん。
まぁ、4駆になった分だけ車重が重くなったのは仕方が無いが、その効果なんて雪道でも走らにゃわからんよね。
これもまた充分にメルセデスなのである。
私はアメ車が大好きで、本当は古いキャデラックに乗りたいと思っているが、なかなかその夢は叶わん。
アメ車に乗るのであれば、空調の利いたガレージとメンテナンスの設備が必要になってくるわけで、そうなると住宅を改造する必要があるからだ。
今の私にはそこまでする覚悟が足りないからである。
そうなると、メルセデスあたりで我慢するほか無いわけだ。
確かにメルセデスは賢い車だと思うし、ワゴンなら実用的で便利なのも事実なんだよね。