JUGEMテーマ:つぶやき。
こんにちはikeです
10年前の7月時点で、私はまだリーマンだったが、もう退職の予定が決まっていて、残った有給を消化するだけの状態だった。
週末は金曜からヨットハーバーに入り浸り、呑気な夏を過ごしていた。
そんな気楽な生活を送っていたせいなのか、あの2008年の夏はあまり暑さを感じなかったと思う。
ヨットなんて暑苦しい遊びなのだが、それなのに快適な夏を過ごせたのである。
実際のところ、暑さを感じる要素は、単なる気温よりも、過ごす環境にも影響されるんだろうね。
夏のヨット遊びは涼しげで優雅に見えるが、実際にはメチャ暑い。
陽に焼けた船のデッキは熱いし、直射日光を遮る場所もない。
逃げ場はキャビンの中だけなのだが、そこは風の通りが悪く蒸し暑いのである。
私は三宅島までのクルージングで、全身が丸焦げになった経験がある。
まぁ、楽しいっちゃ楽しいが、決して涼しい遊びじゃないと思う。
それでも、この暑さは自宅に引き込もっている暑さとは違うのである。
楽しいと暑さも忘れてしまうもんかも知れんな。
今週末は久しぶりにボートに乗るが、少しは快適な時間を過ごしたいもんだ。
ボートだとリゾート気分にはなれないが、それでも海面を爆走する爽快感はある。
少なくとも、エアコン全開の部屋で寝そべって居るよりはマシだろう。
この暑さだと外出する気にもならないが、時には無理をしても海に出て塩分補給をせにゃならんのだ。
私はボートをやっていると云うより、自分の存在は漁師に近いと思っている。
ボート遊びには優雅さなんて無いし、ひたすら暑い中でビールを飲みまくるだけなのだ。
だが、こんな遊びでも、非日常的な環境である事は間違いない。
私はそんな感覚を楽しむためにボートに乗るのだろう。
すると不思議なもんで、暑さも忘れてしまうのである。
何年か後に、私も2018年の暑い夏を思い出すだろう。
その時に、ボートで過ごした夏の1日を思い出すかどうかはわからん。
願わくば、こんな冴えない夏を思い出さないようにしてほしいと思う。
10年前にヨットハーバーで過ごした夏は贅沢なもんだったし、そんな日々はハッキリと覚えている。
陽が落ちれば、私たちはデッキで酒を飲むのだが、自分の好みの酒を選べるくらいのストックがキャビンに在った。
艇長はマティーニ、嫁さんはワインとチーズ、私はワイルドターキーを飲みまくったもんだ。
これなら暑さを感じるヒマも無いだろう。
優雅に過ごせば…暑さなんて気にならないのである。